休職すべきか、退職すべきかで迷ったときは、焦らずにどちらを選んだほうが自分のためになるかを考えてみましょう。
あなたに合った選択をすることが最も大切です。
ぼくは休職→復職→退職と経験していますが、休職したことについては失敗だったなと思っています。
一般的には「休職のほうが得!」と言われている場合でも、それがあなたに合っているとは限りません。
休職と退職の違い
まずは休職と退職の定義を簡単に解説します。
- 休職とは、何らかの理由(自己都合)で働くことが困難になり、会社に所属したまま長期間休みをもらえる制度です。法律で義務付けられているわけではないので、会社によって規定は異なります。
- 退職とは、会社を辞めることであり、雇用契約の終了を意味します。
休職の注意点としては、休職制度自体が義務ではなく、会社の善意によるものだというところです。
休職という選択肢が元々ない会社もありますし、なかなか休職させてくれない会社もあるということを頭に入れておいてください。
- 長期間(1か月~1年半程度)休むことができる
- 傷病手当金または会社からの手当が支給される(給料の全額または一部)
- 復職することができる(タイミングは会社と相談)
- 休職中に転職活動をすることも可能
- 休職中に通院・治療が必要な場合が多い
- 会社によって規定が異なる
- 会社との雇用関係が終了する(復職は不可能)
- 勤続年数によっては退職金がもらえる
- 失業保険がもらえる(自己都合による退職なので3か月後から)
- 健康保険や年金の加入手続きが必要(転職先が決まっていても必要)
ざっくりとですが、休職と退職の違いをまとめてみました。
このように比べてみると、休職したほうが得なのがわかると思います。
もちろん、しっかりと休職の制度が用意されている前提にはなりますが、お金をもらいつつも『復職・転職・就職しない』の3つの選択肢から選ぶことができますよ。
「休んでいるのにお金をもらうなんて…」と罪悪感に悩むこともありましたが、貯金がほとんどなかった当時のぼくにとっては、とてもありがたかったです。
※僕が休職したときの体験談は下記記事でまとめています↓↓
とはいえ、先のことを考えたときに休職ぜずに退職してしまったほうがいい場合もあります。
休職か退職かを見極めるポイント
休職か退職かを判断するポイントは以下の通りです。
休職を選んだほうがいい人
- 今の仕事を続けたい、復職を考えている人
- 今の仕事を続けるか転職かで迷っている人
- 休職期間中に転職活動をしたい人
- 貯金がなくて生活ができなくなりそうな人
上記のような人は休職を選んだほうが得だと思います。
特に、今の仕事を続けるか転職かで迷っている人は、勢いで辞めると後悔する可能性が高いので休職して冷静に考えたほうが納得のいく答えが出せますよ。
反対に退職を選んだほうが良い人は以下の通りです。
退職を選んだほうがいい人
- 今の仕事を続けるつもりがまったくない人
- しばらく働かずに休みたい人
- すぐに転職ができる人
- 今すぐ解放されたい人
「とにかく今すぐ辞めたい」という方は無理せずに、退職を選びましょう。
休職とはいっても、会社から連絡はきますし、名目上は療養がメインです。
いくら休めるとはいっても、会社に対する罪悪感は少なからず残りますよ。
転職活動のために休職する、復職を目指しているといった明確な理由がない限り、だらだらとメリハリのない生活を送ることになってしまいます。
ぼくは3か月休職しましたが、復職をいざ目の前にすると働くことに対して、精神的にしんどかったです。
3か月も働かずにやりたいことをやっていたわけですから、当然ですよね。
目的のある休職をしないと、8時間労働に対する耐性が一瞬でなくなります。
だからこそ、一度冷静になって考えてみてください。
退職して、しばらく休んだっていいんですよ。
僕は退職して半年ぐらいは働く気が起きませんでしたし、精神的にも不安定でした。
あのとき無理に仕事を続けていたり、転職していたら悲惨なことになっていたかもしれません。
退職するタイミングはしっかりと見極めたほうがいいですよ。
※退職代行サービスの安全性は下記記事で詳しく解説しています↓↓
休職でも退職でも転職の準備は必須
どちらを選ぶにしても、復職するつもりがないのであれば転職の準備はしておく必要がありますよ。
※転職するか迷ったときは下記記事を参考にしてみてください↓↓
休職であれば期限があるので、のんびり転職活動をやっている暇はないですし、退職すれば収入がなくなるので、どちらにせよ早く準備を始めるに越したことはありませんよ!
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休職か退職のどちらがいいかは一概には言えません。
あなたの今後を冷静に考えたうえで判断してみてください。
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転職ブロガーのなおです。
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