日本では、未だに『転職は悪』という風潮が根強く残っています。
特に大卒の就活生の人たちは、「ここで人生が決まる!」と言わんばかりの勢いで人生を懸けて就活をしたはずです。
なぜなら、ひとつの会社に定年まで勤め上げることが大前提にあるからです。
「転職するやつは根性がない」「ほかの会社にいってもどうせすぐに辞めるだろう」
もし転職しようかなと思っても、こんな感じのことを言われるのは目に見えていますよね。
ですが、『転職が悪』という固定観念は働き方の多様化が進んだ現代では、ただの悪習でしかありません。
今回は『転職は悪』と考えている20代は損をする理由について解説していきます。
仕事を辞める人ってどれくらいいるの?
そもそも仕事を辞めて転職をする人ってどれくらいいるのでしょうか?
厚生労働省の調査によると、2016年度の平均離職率は15.0%です。
ここ10年では14~17%の間を行き来しており、仕事を辞める人の割合に大きな変化は見られません。
この平均離職率は全年齢含めたものになるので、もう少し絞って見てみましょう。
こちらも同じく厚生労働省の調査によるものですが、新卒の3年以内の離職率は30%前後です。
「意外と多いな!」と思うかもしれませんが、実は30年前から変わっていません。
今も昔も新卒で入社した3割の人は3年以内に辞めているのです。
「今の若者はすぐに辞める!」と度々メディアで報道されていますが、それは今に限ったことではありません。
とはいえ、転職をすることに対して偏見を持っている人は若い人にも多いです。
これには働き方の多様化が影響しています。
働き方の多様化に惑わされる20代
納得のいく就活ができて入社したのはいいものの「本当にこの仕事を何十年も続けられるのだろうか?」と一度は思ったことがあると思います。
少し前までは、働くための選択肢はそこまで多くはありませんでした。
- 会社に就職して働く
- 起業する
- 家業を継いで自営業をする
『サラリーマンとして働くしかない』環境だったんですね。
しかし、今は違います。
新たに…
- 好きなことで稼げるYouTuber・インスタグラマー
- 会社に所属しないフリーランス
- 発信力のあるインフルエンサー
このような、新しい働き方も増えてきました。
また既存の働き方でも大企業より稼げるベンチャー企業で働くこともできますし、転職を繰り返して独立するような人もいます。
今では20代で月100万円以上の収入がある人も珍しくないですよね。
正直働いていて彼らを羨ましいなと思ったことはありませんか?
辛い仕事に耐えている自分たちより、好きなことをしている彼らのほうが稼いでいます。
働き方の多様化によって、仕事を続けることに迷いが生じているのです。
今の20代は「好きなことをやる方が儲かるのかもしれない」と惑わされているのです。
今の20代は転職する勇気が持てない
行動力のある人を見ていると、「やってやろう!」と感化されますよね。
「今の会社は自分に合っていない、もっとキャリアアップしたい、だったら転職しよう」
そう思って若いうちから転職を考える人も大勢います。
しかしほとんどの人は最初の一歩が踏み出せずにとどまってしまいます。
なぜなら転職をするという行為は、人生で初めての意思決定だからです。
どの大学にいくか、就職するかというのは決められたレールの上を進んでいただけで、あなた自身の意思決定ではありません。
意味のある意思決定には、必ず犠牲が伴います。
転職するためには今の会社を辞めるという犠牲が必要です。
さらに家族や会社の上司は働き方の多様化を知らない世代なので、『転職は悪』だと考え、あなたのことを止めてくるでしょう。
「定年まで勤めるのはあたりまえ」と思って仕事を続けることは、上の世代の人たちにとってはあたりまえのことですが、今の20代は違います。
終身雇用制度はとっくに崩れ、大企業だから安泰という時代は終わりました。
会社にしがみついて会社に守ってもらうことはリスクでしかなく、個人で生き残るためのスキルと経験を20代のうちに身につけておくことは、今後重要になってきます。
古い悪習に縛られていては、この先生き残ることは難しいです。
目的がある転職はプラスになる
世間が転職をマイナスだと思っているのは、「もっと楽な会社に転職したい」と考えている人ばかりがメディアで取り上げられているからです。
もちろん転職する人の中には、単純に根性がない人や上昇志向がまったくない人もいます。
しかし、物事には必ず良い面と悪い面があります。
転職は周りの人にマイナスの印象を持たれやすい反面で、キャリアアップをするには欠かせません。
転職の重みは会社側もわかっていて、しっかりと目的を示すことができればプラスに評価されます。
目的がある転職であれば、転職する理由もハッキリと言うことができますよね!
堂々と説明できれば、反対する人はほとんどいません。
あなたの覚悟が伝われば、周囲の人の『転職は悪』という固定観念を払拭することができますよ!
ぼくもフリーで仕事をしていくことに対して何度も反対されましたし、否定され続けてきました。
しかし、目的と将来性を堂々と説明したことで認めてもらうことができました。
口だけではないという覚悟が伝わるように説明すれば、理解してもらうことができますよ。
転職において最も重要なのは『準備』
転職をするか迷っているのであれば、「いつでも転職できる」準備だけでもしておきましょう。
残念なことに多くの人は転職という選択肢を持っておらず、キャリアアップの機会があっても気づくことすらできません。
いま転職の準備をしておけば、あなたは強力な『転職』というカードを手にすることができます。
『転職』というカードを持っていない人は、ただ耐えることしかできません。
周りの人に差をつけるためにも、まずは転職サイトに登録しておきましょう。
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『転職は悪』という固定観念を今すぐ捨てて、働き方の多様化に順応できるように準備をしておきましょう!
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