営業がキツイからって、事務職に逃げようと思ってませんか?
残念ながら、何も考えずに事務職に転職したところで、あなたの望む『楽で安定してワークライフバランスが実現できる生活』は手に入りません。
事務職という仕事は決して安泰ではなく、将来的には苦労する可能性が非常に高いです。
この記事では…
- 営業から事務職に転職しても楽にならない理由
- 本当に楽で心休まる事務職に転職する方法
について解説していきます。
一般事務が人気な理由
まずは一般事務がなぜ男女問わず人気なのかを見ていきましょう。
1.残業が少ない
働きすぎと言われている日本で残業が少ないというところに、惹かれる人は多いです。
一般事務は一日の作業量がある程度決まっているので、定時退社がしやすく、他の職種と比べると残業時間は少ないです。
「仕事はほどほどにして、プライベートの時間が欲しい」と考えている人にとってはうってつけの仕事なわけです。
また、営業で残業に苦しめられた人にとってはオアシス見えるかもしれません。
家庭を持っている男性であれば、家事や育児に参加できる時間も増えますし、仕事と家庭の両立、すなわち『ワークライフバランス』が実現できると思っている人が多いということですね。
仕事以外に生きがいを感じる人が増えたので、人気があるのは頷けます。
2.スキルや知識が不要で未経験でもできる
一般事務の最大の魅力は、仕事を始めるうえでのハードルの低さです。
特別なスキルや知識はいらないので、未経験でも特に問題なく仕事をすることができます。
一度覚えてしまえば、あとはルーティンワークとして毎日こなしていくだけなので、負担も少ないです。
良くも悪くも『誰でもできる仕事』というわけです。
3.収入が安定している
事務作業は、個人の成果や業績によって給料が変動することはほとんどないので、毎月安定した収入を得ることができます。
裏を返せば、ほとんど昇給が見込めないので、いい意味でも悪い意味でも収入は安定していると言えます。
営業から事務職に転職しても楽にならない理由
事務職に転職しても楽にならない理由は2つあります。
- AIで代用できるので、将来なくなる可能性がある
- 営業と比べると、明らかに収入が少ない
あなたも「仕事はAIに奪われる」というのを聞いたことはありませんか?
事務職はAIに奪われる
これからAIが普及していくと、作業の自動化が進んでいき、多くの仕事がなくなると言われています。
※これは2013年に発表されたオックスフォード大学のオズボーン氏の論文によるものです。→オズボーン氏の論文はこちら
そして今後なくなるであろう仕事の筆頭なのが、『一般事務』なのです。
事務仕事は、毎日同じルーティンワークの繰り返しであり、『誰でもできる仕事』です。
さらにルーティンワークというのは、AIが最も得意とする分野であり、人よりも正確で、しかも速いです。
競ったら人間に勝ち目はありません。
さらにもう一つ、AIを導入することで、人件費の削減も同時にできるからです。
会社としては、ひとり雇うだけでも年に100万円以上はかかるうえに、正社員となると簡単にクビにはできないですよね。
近年では、事務職を非正規で雇う企業もかなり増えてきました。
会社としては派遣や契約社員で雇ったほうが都合がいいですし、働く側もハードルが下がるので応募者がいなくなることもありません。
「定年まで正社員で事務職をやり続けたい」という思いは、残念ながら通用しなくなります。
すでに一般事務は定年まで働ける仕事ではありません。
営業よりも明らかに収入が少ない
ノルマや残業もなく、働きやすい反面で、年収が低いのも『事務職』の特徴です。
一般事務の平均年収は、企業や業種によって異なるので一概には言えませんが、250万~350万円ぐらいです。
正直、20代の時点でも平均年収以下で、30代になると、より顕著になります。
事務職はスキルや経験が必要ない分、ほとんど昇給することはありません。
30代~40代になっても同じ年収でやっていけますか?
収入が少ないのに、家族を養っていくことができますか?
あなたの望む『ワークライフバランス』は残念ながら手に入りません。
仕事は楽だけど、その先に安定はありません。
「派遣や契約社員で昇給がなくてもいいから働きたい!」という人たちが事務職には多いので、今後給料が下がることはあっても、上がることはまずないです。
「誰でもできる仕事」で安定が手に入るほど、甘くはありません。
※営業・事務職以外のおすすめの仕事は下記記事でまとめています↓↓
事務職じゃ市場価値が低く、転職したいときに苦労をする
「じゃあ転職しよう」と30代になってから思ってもすでに遅いです。
なぜなら、あなたの市場価値が低いからです。
市場価値とは、わかりやすくいうと、転職市場におけるあなたの価値です。
あなたの経験・スキルの専門性が高いほど市場価値は上がっていきます。
例えば、営業に力を入れているA社にとって、事務作業を10年間続けてきたBさん(35歳)と営業を3年続けてきたCさん(25歳)では、Cさんのほうが市場価値が高いです。
なぜならA社は営業経験を持っている人を求めているからです。
これを転職市場という広い市場で考えると、派遣・契約社員で代用できる仕事を長年続けたところで、評価されるものは勤続年数ぐらいです。
残念ながら、専門的なスキルや経験がないと判断されます。
とはいえ20代であれば、巻き返すチャンスは十分にあります。
ただし、それは今すぐ行動すればの話です。
将来のことを考えるのであれば、20代のうちに行動してください。
あなたの市場価値を今すぐ計ってみる↓↓
本当に楽で心休まる事務職に転職する方法
とはいえ、この記事を読んでいるあなたは『事務職に転職したい』と強く思っていると思います。
実は、事務職にも種類がたくさんあり、あなたが想像している事務は『一般事務』と呼ばれるものです。
その他にも…
- 営業事務
- 経理事務
- 総務事務
- 人事事務
- 貿易事務
- 医療事務
上記のように、複数の種類に分かれています。
この中でも、給料が一般事務より高く、男性でもなりやすいおすすめの事務職があります。
- 経理事務
- 総務事務
の2つです。
経理事務は、その名の通り会社の経理作業を担当する部署です。
簿記や関連する資格を取得する必要がある場合が多いですが、専門職として扱われることが多く、会社では重宝されます。
未経験でも募集している会社もあり、実務経験を積んでいけば年収600万円ぐらいまで上がる可能性を秘めているのでおすすめです。
総務事務は、備品や設備の管理、オフィスの管理、社内規定の作成・更新、社内イベントの企画運営、株主総会の運営といった会社の運営にかかわる仕事がメインです。
また社内外とのコミュニケーションの機会も多いので、事務の中ではやりがいがあるのではないでしょうか?
未経験で募集しているところも多く、年収も500万円ぐらいまでは期待できるのでおすすめです。
事務職に転職するなら、経理事務か総務事務に注目して求人を探してみましょう。
転職サイト・エージェントはどれも無料で利用できますよ。
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20代で初めて転職する方はマイナビエージェントに登録しておきましょう。
オリンピックが終わると不況がきて求人数がガクッと減ります。
2019年のうちに転職しておきましょう。
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