営業の経験がある人なら共感していただけると思います。
営業のスキル云々より、そもそも商品が悪い!
「営業職である以上、質が悪くても商品を売り続けないと…」「騙しているような罪悪感を感じる」
よほど質の良い商品を扱っている会社ではない限り、売っている商品を心から良いと思って営業している人って少ないと思います。
僕自身も銀行で価値のない金融商品を必死に売っていた経験があるので、営業の悪い側面を身に染みて感じています。
今回は質の悪い商品を売る営業を続けるべきかについて解説していきます。
従来の商品を売り続ける会社に未来はない
なぜあなたは商品の質が悪いと感じるのでしょうか?
理由は大まかに分けると3つあります。
- 競合他社の商品のほうが質も良く、価格も安い
- 歴史とネームバリューはあるが、肝心の中身がすでに時代遅れ
- そもそも需要がない
それぞれを詳しく見ていきましょう。
競合他社のほうが商品の質も良く、価格も安い
商品自体に需要はあるが、競合他社に質も価格も負けているパターンです。
相手が勢いがあって伸び続けている会社だったり、規模で完全に負けている大企業だったりするとまともに戦うことすら難しいと思います。
ここで必要になるのは、競合を出し抜ける付加価値です。
もしもあなたの会社が何かしらの付加価値をつけられる、またはつけようと模索しているのであれば、まだどこかで伸びる可能性はあります。
しかし、従来の商品を営業トークで何とか誤魔化しながら売り続ける現状維持しかできないのであれば、いずれ力尽きますし未来はありません。
歴史とネームバリューだけで、肝心の中身が時代遅れ
歴史はあるが、時代の流れに乗れていない会社は意外と多いです。
知名度や信頼はあるが、扱っている商品は時代遅れで新しい商品・サービスにシェアを奪われ続けています。
どんなに優れたものにも、流行りや廃れがありますし、常に時代の流れに合わせた商品を売り続けなければいけません。
そういう意味では銀行はいい例ですね。
銀行は金融商品を販売していますが、ネットバンクやネット証券と比べると手数料が高く、ネットで質の高い情報が手に入る今となっては、利用するメリットがほとんどありません。
昔は銀行や証券会社の土俵であったかもしれませんが、今は歴史とネームバリューでうまく誤魔化せているだけなのです。
これはどこの会社も同じだと思います。
どんな事情があろうが、変革をしない会社に将来性はありません。
今は良くても、10年後20年後でも今の商品は通用するのでしょうか?
そもそも需要がない
時代の流れとともに需要自体がなくなってしまった商品もあると思います。
近年の代表的なものであれば、年賀状があてはまりますよね。
必要であればパソコンで作ることができますし、LINEやSNSが普及したことで、年賀状を送るという文化自体がなくなりつつあります。
しかし郵便局で働いている人にはノルマがありますし、『売れない場合は自爆営業』という悪習までできてしまいました。
いま需要がないものを10年後20年後も売り続けることができるかと言われると難しいと思います。
不要な商品は切り捨てることができる会社じゃないと、負の遺産が溜まり続けて経営を圧迫するだけです。
あなたの会社の商品にあてはまる要素はありましたか?
正直、罪悪感を感じながら売り続けるのってしんどいですよね。
そんな営業に意味はあるのでしょうか。
罪悪感を感じながら商品を売り続けることに意味はあるのか?
営業は、「商品を売ること」が仕事です。
商品を売るために多くの知識をつけ、営業スキルを日々高めていると思います。
ですが、あなたが今売っているのは「自信を持って勧めることができない商品」です。
残念なことに勉強すればするほど、他社の商品との明確な差がわかってしまいます。
営業にとって一番つらいことは、商品が売れないことではありません。
自信が持てない商品を誤魔化してでも売らなくてはいけないことです。
本当に良いと思って売っているのであれば、自信を持ってセールスできますし、勉強のしがいもありますよね。
「自分が良いと思える商品を売りたい、でも現実はそんなに甘くはない」
そんな葛藤に悩まされているのではないですか?
小さな嘘を積み重ねて、誤魔化しながら営業をしていくことに、果たして意味はあるのでしょうか。
嘘で塗り固められたキャリアと経験に価値はないと思います。
ぼくは銀行員のときに、そう感じて辞めました。
自分の売りたい商品を売れる営業になれば良い
罪悪感を感じながら営業を続けるのは精神的にしんどいです。
もしも会社が何か新しい商品の開発をしていて将来性がまだありそう、と感じるのであれば今は耐えるときかもしれません。
しかしすでに現状維持がやっとで伸びていく見込みがないのであれば、転職したほうが賢明です。
営業をしていて「あの会社の商品いいな」と思ったことはないですか?
「あの会社の商品なら喜んで売るのに…」と思ったことはありませんか?
極端な話、あなたの売りたい商品が他社にあるのであれば、その会社に転職してしまえばいいのです。
「え、転職?」と思った人もいるかもしれませんが、今のあなたには営業で培ってきた最高の武器があります。
それは、質の悪い商品を売り続けた営業力です。
あなたは商品の質が悪いのを営業力でカバーして商品を売り続けてきましたよね。
それってめちゃめちゃすごいことだと思いませんか?
もしその営業力を自分の売りたい商品を売るときに活かせたら売れる気しかしないですよね。(笑)
営業に力を入れている会社であれば、営業力がある人を欲しがるのは当然です。
つまりあなたの営業という分野での市場価値は高いのです。
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あなたには本当に売りたい商品が売ることができる能力がすでに備わっています。
あとは環境を整えるだけです。
もう質の悪い商品を売る営業はやめにしましょう。
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