生き方コラム

『共感』と『同情』するならどっち?人に好かれるための心理学





「共感と同情は何が違うの?」

『共感』『同情』は似ているようで実は違います。

共感というのは「他人の体験する感情を自分のもののように感じること」

同情「他人の苦しみ・悲しみ・不幸などを同じように感じ、思いやり・いたわりの心をもつこと」

相手のことを思いやるのならば同情するほうがいいのではないか、と思うかもしれませんが
対人関係上の影響を考えると同情することはときとして良くない結果をもたらす可能性があります。

これはかの有名なアドラー心理学でも『共感』と『同情』は明確に区別されています。

では実際に人に好かれるのは『共感』と『同情』のどちらなのか見ていきたいと思います。



人に好かれるのは『共感』か『同情』のどちらなのか

人間関係において大切なのは同情ではなく共感です。

共感は相手との対等な関係で信頼の感情から始まります。

話を聞く目線としてはどちらかが上ではなく、同じ目線で対等です。

一方で同情憐みの感情から始まり、弱い相手を強い立場にいる自分が何とかしてあげようという支配性がみられ、自分の興味や関心で動いてしまうこともあります。

わかりやすく例を挙げて説明します。

あなたが女友達に「彼氏に振られた…」と言われて話を聞くためにファミレスで会ったとします。

話を聞いていると原因は明らかに彼氏ですが友達は怒っているというよりは落ち込んでいます。

この場合のあなたの反応は次の2択になると思います。

  • ひたすら「うんうん」と相槌を打ちながら聞き役に徹する(共感)
  • 「そんなやつ別れて正解だよ」「○○にはもっと良い人がいるよ!」と励ます(同情)

この場合は前者が共感で、後者が同情になります。

友達が求めているのは前者の聞き役に徹する共感のほうです。

では後者はどうしてダメなのか。

それは友達が話を聞いて共感してもらいたいだけで上から目線のアドバイスを求めていないからです。

よく友達同士で話しているとやたら恋愛に関してアドバイスしてくる人っていますよね。(笑)

客観的に見たらいい彼氏・彼女じゃないかもしれないけど、本人同士にしかわからないお互いの魅力や好きなところってあると思います。

いくら仲の良い友達でも好きな人のことを悪く言われたらムカつきますよね。

同情というのは自分の感情が出すぎて上から目線の余計なお世話になってしまう可能性があります。

もちろん友達が怒っていてマシンガントークのように悪口を言っているのであれば後者でも問題ないです。

この場合は怒っている友達に合わせているため共感にあたります。

大事なことは自分の感情ではなく相手の感情に合わせる共感です!

聞き上手がモテるというのは相手にしっかりと共感できているからです。

自分の意見を表に出さずに会話を続けるの意外とって難しいですよね!

特に親しければ親しいほど距離は近くなるので同情になりがちです。

同情してしまうのは簡単です。

共感するためには忍耐強さや寛容さなどの心の広さが求められます。

相手の求める共感する

とはいっても共感することっていうのは難しいです。

あなたが共感しているつもりでも相手がそう感じていなければ意味がありません。

特にあなた自身が経験したことないことに関しては、「その気持ちわかるよ」と言っても
説得力がないですし相手には伝わりづらいです。

ではそういうときはどうすればいいのか。

知ったかぶりをせずに素直に言ったほうがいいです。

「俺(私)はまだ経験ないけどさ」「合ってるかはわからないけど」のように

経験したことはないけどあなたの気持ちを理解しようとしているよ、ということが伝わるような言葉を添えてあげると相手に伝わりやすくなります!

間違っても相手に説教のような言い方や決めつけるような言い方は絶対にしてはいけません。

こうやって考えてみると『共感』と『同情』って紙一重ですよね。(笑)

相手を信頼・尊敬する気持ちをしっかり持たないと共感するのは難しいので忘れないようにしましょう!



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